住宅ローン利用者が得すること3選

ローン

住宅ローンを利用することは、多くの人にとって大きな決断であり、人生の中でも最も大きなライフイベントの1つです。

しかし、住宅ローンにはただの借金以上のメリットがあることをご存じでしょうか。住宅ローンを活用すれば、将来にわたって安定した住まいを手に入れるだけでなく、税制面での優遇や資産形成の一助ともなり得ます。

本記事では、住宅ローンの利用者が享受できるメリットを紹介し、賢く活用するためのポイントをお伝えします。

住宅ローンの特徴

まず初めに住宅ローンの特徴を確認します。住宅ローンは他の借り入れと違い、人生に渡る大きなローンになりますので、他のローンとは少し性質が違うものになります。

金利が低い

まずは、金利が低いということです。その金利は金融機関によりますが、変動金利でおよそ0.5%前後で借り入れができます。(変動金利は途中で金利が高くなる可能性もあります)

車のローンだと2%~10%と幅がありますが、なぜ住宅ローンはこれほど金利が低いのでしょうか。

それは、住宅ローンに資産性があるからです。住宅ローンを借りるときは必ず購入物件を担保にいれます。担保に入れるということは、万が一借りた人がローンを返せなくなった場合に、銀行がその物件を売却してローンを返済してもらう権利があるということです。

つまり、銀行にとっては貸し倒れリスクの低いローンとして、非常に安定した収入源となりわけです。そのため、低い金利でも銀行は住宅ローンを借りてほしいですよね。

実際は、0.5%の金利はどのくらいなのでしょうか。借入金額5,000万円、返済期間40年としてシミュレーションしてみました。結果、40年間で支払う利息の総額は約517万円でした。それでもかなり高額な金額ですよね。銀行は低い金利でも、借入額が大きく、返済期間も数十年と長いため潤沢な金利収益を得ることができます。

このような理由で住宅ローンの金利は他のローンと比較して低くなっています。

比較的、審査が通りやすい

これは金利が低い理由ともかぶりますが、住宅ローンの審査は比較的通りやすいです。

通りやすいといっても、勤続年数や年収、返済比率など厳密なラインはありますが、そこをクリアすれば案外通るのが住宅ローンです。

先ほど同様、住宅ローンは担保として物件を差し出すため、銀行にとっても貸し倒れリスクが低いです。

ですので、ある一定の条件を満たして入れば住宅ローンは審査が通りやすくなっています。

しかし、審査結果によっては返済能力が十分と認められなかった場合、通常よりも高い金利での契約となることもあります。

自分は審査に通らないかもと思って物件購入を諦めている方は、一度審査をしてみることをおすすめします。

家具や家電などの費用も含められる

そして、住宅ローンは家具や家電の費用も含められます。

特に新居に引っ越す際は、家具や家電も新調してきれいな状態で入居したいですよね。

家具や家電を全て新しくしようとすると100万円を超える場合も多いと思います。
そんな費用も全て住宅ローンに含めて低い金利で借りることができるので、とてもお得です。

新しく住宅ローンの借り入れを検討している方は、ぜひその点もチェックしてください。

住宅ローン利用者が得するメリット3選

これからは、住宅ローンを利用している方が受けられれるメリットや特典について解説します。

住宅ローンは借りる際だけでなく、借りた後も様々なメリットがあります。

人生をかけてのローンですので、この部分は必ず抑えておいてください。

住宅ローン控除を受けられる

まずは、住宅ローン控除です。これは住宅ローンを受けられている方は知っていると思いますが、とてもお得な節税の制度です。

具体的な制度としては、住宅ローンを借りて初めの10年間(優良住宅等は13年間)は、年末の借入残高に応じて0.7%の税額控除が受けられるということです。

税額控除とは税金がダイレクトに引かれる仕組みです。例えば年末のローン残高が3,000万円とすると0.7%の21万円が税額控除として軽減されます。ただし、控除額が所得税と住民税の合計額を上回ってしまった場合は、その分減額されます。また、最大の控除額も決まっています。

住宅ローン控除は、税金を数万円~数十万円単位で軽減できる非常にお得なメリットです。実際、住宅ローンの金利が0.5%だとするとそれを上回っているのですごいですよね。実質、無金利で借りているようなものだと思います。

住宅ローンを利用する際は、初年度は確定申告が必要です。2年目以降は年末調整で還付が受けられます。

団体信用生命保険に加入できる

団体信用生命保険も必ず住宅ローンに付帯しています。団体信用生命保険とは借主が万が一、亡くなった場合に保険会社が住宅ローンの残金を全て返済してくれる保険です。

この団体信用生命保険は、上記のような死亡保障の他に、ガンと診断された場合のガン団信や3大疾病、8大疾病と診断された場合の保障も付けることができます。

無料で付けられる金融機関もありますが、金利が上乗せされたりする場合が多いです。それでも0.1~0.2%ほどの上乗せです。

このような病気をした場合の保障が付いていると、数日間の入院でも1日5,000円のように保険金が支払われる場合があります。

この団体信用生命保険の内容は、金融機関が借入時にしっかり説明していないと、あまり知られていないケースが多いです。

住宅ローンを借りている方は団信の内容を頭に入れておきましょう。

銀行の様々な特典が付いてくる

住宅ローンをどこで借りるかを選ぶ1つの要素として、その他の特典内容が挙げられます。

中でも特におすすめな銀行は「イオン銀行」です。イオン銀行で住宅ローンを借りている場合、イオングループで買い物が毎回5%割引となります。かなりお得ではないでしょうか。

イオン銀行の他にもクレジットカードのポイント還元率がupしたりと様々な特典がありますので、こちらも必ずチェックしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は住宅ローン利用者が得すること3選を紹介しました。

住宅ローンを借りると税金や普段の生活などで様々なメリットがあります。

これから住宅ローンを借りるか検討している方は、金融機関選びなどの参考にしていただき、もう既に借りているという方は再度内容を確認してみてください。

ご覧いただきありがとうございました。