1人暮らしをしていると、家賃や光熱費、交際費など何かとお金がかかりますよね。その中でも、意外と見過ごされがちなのが「食費」。外食が増えたり、コンビニに頼ったりすると、あっという間に月3〜5万円を超えてしまうこともあります。
しかし、少し工夫するだけで「毎月1万円以上の節約」は決して難しくありません。今回は、1人暮らしの独身男性に向けて、無理なく食費を節約する5つの具体的な方法をご紹介します。
1. 外食・コンビニを減らして「週3回自炊」から始める
なぜ外食・コンビニは高くつくのか?
例えば、ランチに800円、夜ご飯に1000円を毎日使っていると仮定すると、月に約5万円近くの出費になります。さらにコンビニでのコーヒーやおにぎり、スイーツなどをちょこちょこ買ってしまうと、無意識のうちに出費が膨らんでしまうのです。
特にコンビニの食品は物価の値上がりが顕著ですので、コンビニ生活を続けていると知らぬ間に食費が膨れ上がってしまいます。
無理のない「週3回自炊」がカギ
「毎日自炊なんて無理」と感じる方も多いと思います。でも、最初から完璧を目指す必要はありません。まずは週3回だけ、自炊することから始めてみましょう。
おすすめは「カレー」「丼もの」「パスタ」など、1回作って2〜3食分にできるメニュー。これだけでも、1食あたり300円前後で済ませることができ、1週間で数千円、月に換算すると1万円以上の節約が見込めます。
また、youtuberの料理動画は特におすすめです。料理の知識がなくても同じように調理するだけでおいしい食事ができるので、料理に対するモチベーションがあがります。私はリュウジさんの動画から離れられません。
週3日ができれば、週5日と自炊の割合を増やしていくことができます。まずは週3日を目標にしてみましょう。
2. 「まとめ買い&冷凍保存」でムダ買い防止
買い物の回数を減らす=ムダ遣いが減る
スーパーに頻繁に行くと、その都度「ついで買い」をしてしまいがちです。お菓子やジュース、特に必要ではない食材などが積み重なり、気づいたら1週間で1万円近く使っていた、なんてことも…。
そこでおすすめなのが週1回のまとめ買いです。あらかじめ1週間の献立をざっくり考えたうえで、必要な食材をリスト化し、それだけを買うようにします。
冷凍保存を活用しよう
まとめ買いをすると、食材が腐ってムダになりやすいというデメリットもあります。そこで活躍するのが「冷凍保存」。
例えば、
- 鶏むね肉:1食分ずつ小分けして冷凍
- きのこ類:カットしてそのまま冷凍
- ごはん:炊きたてをラップして冷凍(電子レンジでチンすればOK)
節約を意識している主婦の冷凍庫はびっしりつまっている印象もありますよね。まとめ買いで冷凍保存を活用している証拠です。
冷凍技術を活用すれば、食材の鮮度をキープしながら無駄なく使い切ることができ、結果的に節約につながります。
3. 安いスーパーや業務用スーパーを使いこなす
スーパーの「価格差」は侮れない
コンビニで買うカップラーメンが200円前後でも、業務用スーパーなら同じようなものが100円程度で手に入ることもあります。野菜や肉類も、店舗によって大きな価格差があるため、普段の買い物先を見直すだけで大きな節約につながります。
業務スーパー活用のコツ
業務スーパーは安いだけでなく、冷凍食品や大容量の食材が豊富。1人暮らしには量が多すぎると感じるかもしれませんが、先ほど紹介したように冷凍保存をうまく活用すれば問題ありません。
おすすめ商品:
- 冷凍うどん(5食入りで150円前後)
- 鶏むね肉(2kgで800円前後)
- カット野菜ミックス(炒め物に便利)
買い物の「単価」を意識するようになると、自然と節約体質になっていきますよ。
4. 自炊のモチベを上げる「簡単レシピ」&調理器具
面倒を減らせば自炊は続く
自炊が続かない最大の理由は「面倒くさい」「時間がかかる」こと。ですが、手間を減らす工夫をすれば、驚くほどラクになります。
おすすめの調理器具:
- 電子レンジ調理器(ごはん、パスタ、蒸し料理など何でもレンジでOK)
- フライパン1つでできるレシピ
- 炊飯器(実は煮込み料理も作れます)
また、1人暮らし男性なんかはフライパンで調理して食器に移さずそのまま食べたりすれば洗い物を減らすこともできますね。(少し見栄えは悪いですが)
男性に人気の「簡単&旨い」レシピ例
- 豚バラもやし炒め:フライパンで5分、醤油+酒+にんにくで味付け
- レンチン親子丼:耐熱ボウルで鶏肉と卵をチンするだけ
- パスタ+レトルトソース+冷凍野菜:洗い物ほぼなし!
「料理って思ってたより楽だな」と思えると、自炊のハードルがぐっと下がります。
5. 家計簿アプリで「食費を見える化」する
可視化すると無駄が見えてくる
「なんとなく使っている」お金は、節約の最大の敵です。毎月いくら食費に使っているのかを把握していないと、改善のしようがありません。
そこで便利なのが、家計簿アプリです。
おすすめアプリ:
- マネーフォワードME
- Zaim
- OsidOri(オシドリ)
これらのアプリを使えば、クレジットカードや電子マネーの支出が自動で記録されるので、手間なく食費の「見える化」ができます。また、支払先を管理すれば月にどのくらい外食に行っているのかも把握できますね。
毎月のレポートをチェックして「先月は外食多すぎたな」「今月は自炊がんばったな」と意識するだけで、自然と無駄遣いが減っていきます。
まとめ:月1万円以上の節約は「仕組み化」で無理なく達成
今回ご紹介した5つの方法をまとめると:
- 週3回の自炊で外食・コンビニ費をカット
- まとめ買いと冷凍保存でムダをなくす
- 安いスーパー・業務用スーパーを活用する
- 調理の手間を減らして自炊を続ける
- 家計簿アプリで食費を「見える化」する
これらはどれも、「気合」や「我慢」で乗り切る節約術ではありません。仕組みを作ることで、自然と節約できる方法ばかりです。
まずはできそうなところから、1つでも始めてみてください。無理なく続けていけば、気づいたら毎月1万円、年間で12万円以上の節約も夢ではありません。