「気づいたら今月も貯金ゼロだった…」
そんな風に感じたことはありませんか?毎月きちんと働いて収入もあるのに、なぜかお金が貯まらない――これは多くの若者が抱える悩みです。
「将来に備えて少しずつでも貯金したい」「つみたてNISAなど投資も始めたいけど、元手がない」そんな声が多く聞かれます。しかし、貯金ができない原因は収入の少なさだけではなく、日々の習慣やお金の使い方にあるケースも。
この記事では、貯金ができない理由を解き明かし、今日からでも実践できる「貯金体質になる方法」を紹介します。この記事を読み終える頃には、あなたも「貯金できない人」から「賢く貯金できる人」に変わるための第一歩を踏み出せるはずです。
1. なぜ貯金ができないのか?まずは原因を知ろう(約800文字)
1-1. 収入はあるのに貯金ができない人の共通点
貯金ができない人に共通するのは、「お金の流れを把握していない」こと。
収入があるのにお金が残らないのは、支出の全体像が見えていないからです。家計簿をつけていなかったり、クレジットカードをなんとなく使っていたりすると、「自分が何にいくら使っているのか」が不明瞭になります。
特にクレジットカードの利用は支払いに便利ではあるものの、実際の支出(引き落とし)が翌月になるのでお金の管理が少し難しくなってしまいます。クレジットカードを利用している方は「口座残高ー現時点でのクレジット利用分」が現状の資産であることを理解し定期的に家計を見直すように心がけましょう。
1-2. 「気づいたらお金がない」を繰り返す心理的な原因
心理的には「ご褒美消費」や「つい買い」を繰り返す傾向があります。
仕事で疲れた日は、コンビニスイーツやUber Eatsで自分を癒したくなりますよね。こうした小さな出費も、毎日のように積み重なれば月に数万円単位の支出になります。
きっちり家計簿をつけている方を除いて、こういった出費は月にどれくらい膨らんでいるのかを把握している人は少ないですよね。
1-3. 自分の家計を可視化できていない危険性
可視化とは、自分の支出の傾向を把握することです。
「月に食費はいくら?」「固定費はいくら?」と即答できないなら要注意。まずはレシートを保存する、アプリで家計簿をつけるなど、可視化の第一歩を踏み出しましょう。
おすすめ家計簿アプリはこちらです。
家計簿!簡単お小遣い帳
また、レシートを保存するのが面倒という方は、支出を全てpaypayなどのコード決済やクレジット決済にしておくことで1か月分の支出をまとめて可視化することができます。とはいっても現金を使う場面もあると思うので私は毎月1日の財布の現金をメモしておき、1か月後の残高で差額を計算することで現金利用額を把握しています。
2. 貯金ができない人がハマりがちな生活習慣とは?
2-1. コンビニやサブスク、意外な「浪費グセ」
コンビニでの買い物や、使っていないサブスクリプションは、典型的な「無意識の浪費」です。
例えば1日500円のコンビニ出費でも、月換算で約1.5万円。見直すだけで、貯金に回せるお金が確実に増えます。
特に無料プランだけと思って加入していたサブスクも、解約し忘れていたなどで知らずに毎月費用がかかっていることもあるので、この機会に見直してみてください。
2-2. 固定費を見直していないまま生活していない?
スマホ代や家賃などの固定費は、生活の基盤ですが、無意識に高いプランを選んでいることもあります。
格安SIMへの変更や、必要のない保険を解約するだけでも、月数千円~数万円の節約になります。
固定費削減については別の記事でも紹介しています。

2-3. お金の使い方に「目的」がないと貯まらない
目的がないと、「なんとなく使う」が習慣化します。
例えば「3ヶ月後に旅行に行く」「そろそろつみたてNISAを始めたい」という目標があると、自然とお金の使い方にメリハリがつきます。
3. 今日から始められる!貯金体質になるための習慣術
3-1. まずは月1万円を目指す「先取り貯金」のすすめ
「貯金が苦手」な人におすすめなのが、給料が入ったらすぐに一定額を貯金に回す「先取り貯金」。
たとえ1万円でも、毎月継続すれば年間12万円。これだけでも緊急時の備えになります。
おすすめは、貯金専用口座を作り、自動で振替設定をすること。手動でやると忘れるリスクがあるので、仕組み化が重要です。後で紹介するつみたてNISAも仕組み化の一例ですね。
3-2. 固定費・変動費の見直し方:スマホ代・食費・光熱費
スマホ代は格安SIMにすれば月5,000円以上安くなることもあります。
また、食費もコンビニや外食を減らし、まとめ買い+自炊をすれば月1万円以上の節約が可能。光熱費も契約プランの見直しや、省エネ家電の活用で削減できます。
また、何気なく支払っているローン(オートローンや住宅ローンなど)もより低い金利で借り換えを行うことにより支出を削減できるかもしれません。
3-3. 「お金を使わない日」を週に1日作るだけでも違う
「ノーマネーデー」を設定することで、無意識な浪費を防止できます。
週に1日だけでも「何も買わない日」を設けることで、1ヶ月で数千円の節約につながりますし、「お金の使い方」への意識改革にもなります。
4. 貯金と投資の第一歩:つみたてNISAを始める準備
4-1. つみたてNISAってどんな仕組み?若者にもおすすめな理由
つみたてNISAは、年間120万円まで非課税で投資できる制度。
少額から投資でき、長期的に資産形成ができるため、20〜30代の若者にぴったりです。月1,000円からでもスタートできるのが魅力です。
つみたてNISAのメリットやデメリットが知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

4-2. 資金がない人は「貯金1万円+つみたて5,000円」から始めよう
「貯金もしたいけど投資もしたい」なら、まずは配分を決めましょう。
たとえば月1万5,000円確保できれば、「1万円は貯金」「5,000円はつみたてNISA」と分けて運用すると、リスクを抑えながら両方進められます。
4-3. 無理なく続けるためのマネープランの立て方
収入と支出を可視化し、毎月の「お金の使い道」を固定してしまうのがコツ。
たとえば「固定費:50%/生活費:30%/貯金&投資:20%」のように割合で考えると、ブレにくくなります。
5. まとめ:貯金できない自分を変えるために今すぐできること
5-1. まずは「見える化」と「目標設定」から始めよう
家計簿アプリを使い、お金の流れを「見える化」すること。
それと同時に、「何のために貯金するのか」という目標を明確にすると、日々の支出にも目的が生まれます。
5-2. 小さな成功体験が、将来の安心を作る
最初は月5,000円でもOK。
「毎月ちゃんと貯金できた」という実感が、次の月のモチベーションにつながります。小さな成功体験の積み重ねこそが、将来の安心を生みます。
月5,000円ができれば次は10,000円と目標も意識もどんどん高くなっていきます。
5-3. 「収入があるのに貯金できない」から卒業しよう
貯金は収入の多さではなく、「習慣」と「仕組み化」がカギです。
あなたも今日から、できることから一つずつ始めてみましょう。「いつか始めよう」ではなく、「今から始める」が未来を変える第一歩です。