こんにちは。
今回は生命保険の加入について若い方向けの記事を書いていきます。
特に20代の方は生命保険はまだ必要ない、と考えている方が多いかと思います。
本記事では生命保険加入のタイミングについて考えていきます。
※本記事における生命保険は入院などの保証がある医療保険ではなく、死亡した場合の保険を前提にしています。
生命保険に加入するメリット
そもそも生命保険はなんのために加入するのでしょうか。その目的が明確にしておかなければ
加入する意味もありまえん。
生命保険を活用するメリットを3つ紹介します。
生命保険のメリット①:家族に大きな資産を残せる
まず第一に、自分が将来亡くなった際、家族に資産を遺せるということです。
家族の逝去は心の傷が癒える間もなく、お金の面でも追い打ちをかけるよう心の負担が伴います。
葬儀費用、お墓の費用、香典返しなど、、
遺された家族に迷惑をかけないよう、しっかりと生命保険を準備されていると安心ですよね。
生命保険はつみたてタイプや一括で払い込むタイプもありますが、どちらにしても自分が掛けた金額以上の資金を保険金として家族に遺すことができます。
特にその増え方は若く加入するほど大きくなり、掛けた金額の2倍・3倍に保険金が増えることもあります。
なぜかというと、保険会社にとっては若い方の死亡率は低いため、掛金をより長く運用して増やすことができるからです。
このように生命保険を活用することで元金以上のお金を家族に遺すことができます。
生命保険のメリット②:生命保険料控除
メリット2つ目は生命保険料控除を受けられることです。
生命保険料控除とは、生命保険に掛けた毎月の金額が自分の所得から差し引かれ、所得税や住民税の軽減になる制度です。
所得税は給料から社会保険料や給与所得控除などが差し引かれた後、所定の税率を掛けて計算します。
その際、同様に給料から毎月の保険料が差し引かれるため、税金が安く抑えられるということです。
会社員の方は年末調整、個人事業などの方は確定申告で生命保険料控除を利用します。
会社員にとって年末調整で税金の還付が受けられるのは嬉しいですよね。
私も生命保険に加入していたので、年末の還付をちょっとした楽しみにしていました。
生命保険のメリット③:相続税の軽減
相続税も遺された家族が負担するお金の一つです。
この記事を読まれている若い方は将来どれだけの資産を持っているのかは、まだ分からないと思いますので簡単に書いておきます。
相続税は、3,000万円+(600万円×相続人の数)までは非課税になります。
つまり自分の資産が3,000万円~4,000万円を超えてくると何かしらの相続税対策が必要になります。
そこで活躍するのが生命保険です。相続税には死亡保険金の非課税枠というものがありその計算は、
500万円×相続人の数 です。
例えば、相続人が配偶者と子供2人の3人だった場合は、1,500万円の死亡保険金には一切税金がかからないことになります。
相続税の税率が20%とすると(相続資産によって税率は変わりますが)、1,500×0.2=300万円
の相続税の軽減ができます。
このように生命保険には相続税を抑える機能があります。
生命保険にはいつから加入すべきか
次が本題になりますが、生命保険にはいつから加入しておくべきなのでしょうか。
結論は、若いうちに加入すべきです。
今回ははなさく生命さんの簡単シミュレーションを利用して25歳から加入した場合と、40歳から加入した場合とを比較して払い込む総額の保険料を計算してみました。
比較する上での条件はこちらです。
・満期は90歳(90歳まで保険料を払う)
・男性
・現在は健康な状態(持病がない)
・死亡した場合の保険金は500万円
この結果、、
25歳から加入→月々の保険料2,665円・・・・・90歳までに払い込む総額:2,078,700円
40歳から加入→月々の保険料4,660円・・・・・90歳までに払い込む総額:2,796,000円
両者では払い込み総額に717,300円の差がでました。
個人的にはかなり大きな差かと思います。
実際に個々人の年齢や、性別、保険金の額などそれぞれの状況で多少のずれはあると思いますが、大きな違いはでないと思います。
生命保険のメリット①でも少し触れましたが、若いうちから掛けていく方が保険会社にとっても運用して資金を増やす期間が長くなるため、その分保険料が割安となるわけです。
月々の負担感を見ても、25歳からと40歳からでおおよそ2倍ほど変わってくるので、その点においても若いうちに加入しておくの方がよさそうですよね。
まとめ
今回は、生命保険にいつから加入すべきかというテーマでお話ししました。
結論、若いうちから入っておく方が月々の保険料も安く、払う総額も大きく抑えることができます。
20代から生命保険の加入を考えるのは少し早いという気持ちもあると思いますが、誰もがいずれ考えなければならないことですので、今のうちから検討してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。